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Dialogue with the Light

(光との対話)


「生きがいの本質」「生きがいの催眠療法」飯田史彦(福島大学助教授)PHP研究所より


朋子 「私、生まれてからのことは、よく覚えてないけど、生まれる前のことはよく覚えてるよ。私、お母さんのところに生まれるって知ってたから、生まれる前、お母さんのまわりをふわふわ飛んでたの。でも、お母さんはぜんぜん気がつかんかった。」
 
私が、 「あら、そう。お母さん、お腹に朋子が入ってから、かき氷とかよく食べてたから、寒くなかった?」と尋ねると、
 
朋子 「ううん、お腹の中は、広くてあったかくて、ふわふわしてたよ。」
 
朋子 「生まれる前は、広いお花畑みたいなところにいたんだよ。そこは、何にもしゃべらなくても、気持ちのわかる人ばっかりだった。どこでも、自由に飛んでいけたよ。でも、お母さんのお腹に入ってからは、音楽とかずっと聞いていたよ。お母さんに何度も話しかけたけど、お母さんはぜんぜん気がついてくれんだった。……それから、もうすぐ生まれる時は、生まれるってわかったから、すわって、目をつむって、もう一回目を開けたら生まれてたよ。……生まれてきたら、何にも思い通りにならないね。動けないし、しゃべれないし、苦しいことがいっぱいあるから、赤ちゃんは、泣いて生まれるのかな。
……朋子は、生まれる前に約束してきた『めあて』を、早く思い出せそうだから、よかった… 」

NTT九州病院 産婦人科 中原先生の収集した母と朋子(4歳)との会話の記録から


 「生まれてきたら、何にも思い通りにならないね。動けないし、しゃべれないし、苦しいことがいっぱいあるから、赤ちゃんは、泣いて生まれるのかな。」
 そうです。「生まれてきたら、何にも思い通りにならない」という事実……この言葉こそが私たちに「この物質世界で生きることの意味」を、端的に教えてくれているのではないでしょうか。
「どこへでも自由に飛んでいけたよ…」というすばらしい環境を捨て、「何にも思い通りにならない」というこの物質世界に何故わざわざ生まれてきたのでしょうか。それは、よほどの必要性があったからに違いありません。つまり、「思い通りにならないこと」こそが、この物質世界が持つ最高の価値なのではないでしょうか。私たちは、「思いどおりにならない人生」をいかに苦悩しながら生き、「願いがかなうという喜び」をいかに正しく味わって感謝するかということを、日々の人間生活の中で学んでいるのではないでしょうか。
そう、私たちは、わざわざ「思い通りにならない」という状況を体験することを自分の意思で生まれてくることを選んだのです。
 私たちは、なぜ生まれてくるのか……それは、生まれてこなければ経験できない貴重な学びの機会があるからこそ生まれてくるのであり、その機会、つまり「死」や「病気」や「人間関係」などの「思い通りにならないこと」を通じて学ぶことこそが、人間として生きる目的・意義・意味なのだと言えるでしょう。
 そして、退行催眠により生まれる前の記憶を思いだした人の数多くの証言事例からわかったことは、生まれてくる前に、自分自身で今回の人生で出会う試練を与え、それを乗り越えることで成長をしていこうという人生の計画をたててくるということです。ですから、乗り越えられないような試練のように見えるものでも、自分で乗り越えられない試練は自ら用意していないのです。人生の計画では「自分ががんばって手を伸ばせば届くようなちょうど良い高さのハードル」を用意しているのです。
 飯田助教授(福島大学)は、「どのような価値観を選び取ることが、人間に生きがいをもたらすのだろうか。」という問題意識から、これまで述べた証言事例、考え方を真理としてではなく仮説としてとらえ、道具として自分なりに加工しながらうまく使っていくことで、今日という日を前向きに勇気と誠意を持って過ごすための心の糧となるだろうと考えています。

 人生は、生まれてくる時に自分で自分に与えた問題集であり、私たちは「死」や「病気」や「人間関係」などの試練「思い通りにならないこと」を通じて学ぶ、勇気あるチャレンジャーである。
 このような飯田助教授の「生きがい論」を医療に応用しようとする試みがなされています。
「生きがいのメディカルネットワーク」という、150名を越える全国的な医師・看護婦の研究会が自主的に結成されました。
また、医療への応用の一つに「催眠治療による生きがい療法」があります。では、「催眠治療による生きがい療法」について紹介しましょう。


『催眠治療による生きがい療法』
「受診者を深く良好な催眠状態に導くことによって、さまざまな悩みの原因となっているトラウマ(心の傷)を明らかにしたうえで、催眠状態で触れることのできる高次の意識(光)との対話を通じて人生の目的について自覚をうながし、受診者の生きがい(より価値のある人生を創造しようとする意思)を高めていく治療方法」

 受診者は、催眠状態の中で過去生(前世またはそれ以前の生)にさかのぼり、症状や悩みの原因となっているトラウマとなったその人生を語るなかで、その原因を見つけていきます。原因がわかることでトラウマ自身が開放され、その症状が快方に向かうようです。また、この療法は受診者の「生きがい」を高めることを主目的としています。深く良好な催眠状態に入ることに成功すれば、受診者は、「あらゆる人間を支え、許し、励ましてくれる高次の存在(しばしば光として現れる)」に繋がって、直接的なメッセージをもらうことができるのです。
以下、光との対話の事例を紹介します。


催眠療法による光との対話の事例から
D=ドクター(奥山輝実 医師) C=クライアント(受診者)

その光に向かって聞いてください。「今回の私の人生の目的はなんでしょうか?」と。
「愛…愛を知るために、苦しむこと…」
「私はこんなに苦しんでいるのに、いったい、どうすればいいのでしょうか?」
「乗り越えなさい」
「私にこの苦しみを乗り越えることができるのでしょうか?」
「乗り越えなければなりません。」
「この、愛を知る苦しみは、私が生まれる前に自分自身で計画したことなのでしょうか?」
「もちろん」と。…

☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆

その光に、「人間は、何のために生きているのですか?」と、聞いてみてください。
「成長するため……一人一人が、自分の成長のための課題を持っていて、それを登っていくことによって、全部一緒になる……バラバラのものが、ひとつの存在になる、それが最終目標……」
「なぜ私は、何度も生まれ変わっているのですか?」
「光に近づくため」
「素晴らしい人生を送るためには、どうすればいいんですか?」
「希望を捨てずに、小さなことにとらわれずに、今あることをやる……ちゃんと、与えられたことが起こっているんだから、それをやっていけばよい……その時、その時に、苦しいことが起こってくるけれど、その苦しみが辛くなれば、その苦しみへのこだわりを捨てるようにしなさい……」

☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆

その光に聞いてください。「私は人とのコミュニケーションが下手なんですが、どうすればいいんでしょうか?」と。そうしたら、光はなんと答えてくれますか?
「……自分を大切にしなかったから、今回の人生は、お前にとって苛酷なものになっている……でも、決して無駄なことではない……その苛酷さの中から、感じ取れるものがあるはずだ……いろいろ考えすぎないで、自分を愛してあげなさい……そうすれば、自分を解放できる……お前が自分を解放しないから、相手も心を開放してくれない……相手はお前だ……自由になって、自分の心を開放しなさい……自分をもっと愛しなさい……」
「人間は何のために生きているのですか?」
「ひとつになるため……みんなみんな、ひとつだということを感じるため……みんな一緒なのだ……」
「なぜ、私は、すぐ悲観的に考えてしまうのですか?」
「お前は過去の人生で、人を裏切り続けてきた……表面的には、何も感じていないようだったが、罪悪感は常に感じていた……そのことが忘れられず、人とかかわるのが怖いのだ……いつか、ひどい目に遭うと思っているから、いつも悪い方にと考えてしまうのだ……」

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光に聞いてください「人間は何のために生きているのですか?」
「愛」
「私たち家族は、うまくいってないんですが、どうしてですか?」
「愛し合うことを学ぶため……」
「私たち家族が、仲良く暮らしていた人生もあるんでしょうか?」
「あった……親子が入れ替わっていた人生があった」
「今のお母さんと一緒に送った人生はありますか?」
「八回」

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光に聞いてください。「夫とは、いったいどういう関係なのですか?」
「愛を学ぶ」と……前の人生で、私が捨ててしまった子どもが、今の人生の夫みたいです……(号泣)……「そうだ」って言ってます……。
「それじゃ、私が今の夫を精一杯に愛したら、前の人生で子どもを捨ててしまった罪を、つぐなうことができるんですか?」と聞いてください。
「そう、できる」と……

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「私はどうして今回、この病気を持って生まれてきたんでしょうか?」
「お前が自分で選んだからだ」って言ってます。
「どうして私は、この病気を選んでしまったんでしょう……こんなに苦労しているんですけど」
「これまでの人生では、いつも丈夫な体を持っていた……だから、人の気持ちがわからない、自分中心の生活をしていた……他人にとって、どうしようもないことがあっても、それをわかってやろうとしなかった……そういう人々の気持ちが今回こういう病気を持つことで、少しは学習できただろう……それを自分で選んだではないか……」
それでは、「今回の人生で、この病気を治すためにはどうすればいいんでしょうか?」と聞いてみてください。
「病気が欠点だとは思うな……考え方なのだ」と……「もっと考えることが、ほかにあるはずだ」と……「器(うつわ)を見ろ」と……何か「与える」という文字も浮かんでいます。
「この文字の意味は何なのでしょうか?」と聞いたら?
「もっと愛情を与えなさい……家族だけでなく、すべての人に、かかわりのあるすべての人に愛を与えなさい」




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