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Mama,Do you remember?


 「どうしておなかの中であまり動かなかったの」とお母さんが聞くと、「ママが『痛い!』って言うから。かわいそうだらか動かなかったの」と答えた・・・4歳9か月/男の子

そのお子さんがおなかにいたとき、7か月ごろ胎動が激しくなり、上の子の世話に追われていら立っていたこともあって、お母さんは、ついお腹を叩いて「痛い!あまり動かないでよ」と言ったことがあったそうです。
お母さんは、そのお子さんがお腹にいるときからお母さんを思いやってくれていたことに感謝するとともに、申し訳ないことをしたという気持ちでいっぱいになったそうです。

『赤ちゃん自身に、お腹の中にいたころの記憶や、生まれたときの記憶があるとしたら。もしかしたら、小さな子供たちなら記憶がまだ残っているかも知れない。』
池川クリニック院長池川明さんは、このように考え、2000年に2歳から7歳までの子供のいるお母さん79人を対象にアンケートをとりました。
すると、ほぼ半数のお母さんからこともにそういった記憶があるという、予想を上回る答えが返ってきたそうです。

「おなかの中は気持ちよかった。赤かった。あったかかった。いっぱい眠ってた。」・・・2歳6か月/男の子
「ぼくはおなかの中で、いつも踊ってたんだよ。ああ、ママのおなかに戻りたいなあ。」・・・3歳/男の子
胎便があって羊水がにごっていたお産。「おなかの中でうんちをしちゃったの。何かがのどに詰まって、オエッってなったよ」・・・3歳4か月/女の子
お母さんが第二子を妊娠中、赤ちゃんが逆子になっているのを知って「僕は頭をしたにしていたよ」・・・3歳3か月/男の子

聴覚は、おなかの赤ちゃんにとって、比較的早く発達する感覚の一つです。そのためか、おなかの外の声が具体的に聞こえたという答えもかなり寄せられたそうです。

「おなかの中にいたとき、パパとママの声が聞こえたよ。パパが『ぞうさん、ぞうさん、お鼻が長いのね』って歌っていたの」・・・3歳6か月/女の子

また、人間の認識や能力には、解明できないことがたくさんあるようで、おなかの赤ちゃんには従来の予想を超えた能力があることがわかります。

お母さんが妊娠中に何度か散歩に行った公園に、子どもが初めて連れて行ってもらったとき、「ここ、知っているよ。おへその穴から見てたもん」・・・4歳/女の子
向こうから来た人がお母さんにぶつかったとき、「ママ、赤ちゃんだいじょうぶ?」。お母さんが驚いて「ママのおなかに赤ちゃんいるの?」と聞くと、「うん、女の子だよ」と言って、おなかをなでた。数日後に検査で妊娠がわかった・・・3歳4か月/男の子
「ぼくニコニコお兄さんになるんだ。お兄さんになったら、二階で一人で寝るの」とふいに言い出した4日後、お母さんは妊娠を知った・・・2歳8か月/男の子

驚くべき答えとしては、受精する前を覚えていると答えるお子さんもいて、その記憶によると、赤ちゃんがお母さんを選んでいるというものです。

下の子が生まれたとき、「空の上から二人で一緒にお母さんを見ていたよ。『僕が先に行くね。』と言って生まれてきたんだよ」・・・2歳/男の子
結婚して5年間、子供をつくらないでいたお母さんのお子さん「ぼくがパパとママを選んだんだよ。ずーっと待っていたんだよ」・・・2歳/男の子

赤ちゃんは、お母さんとお父さんに会いたくて生まれてきたということがわかれば、逆に、お子さんに対し、選んでくれてありがとうという気持ちが芽生えくるのではないでしょうか。
退行催眠療法の研究では、催眠をかけて、過去の記憶をたどっていくなかで、生まれる前の記憶についての証言から、共通する事が明らかになってきました。
人は何度も生まれ変わりながら、意識の成長を目指している。この世は「学びの場」であり、この人生でどのような課題にぶつかるかを自分自身が生まれる前に決めてくるようです。ですから、どんな問題にぶつかったとしても、自分が成長するために自分に課した成長のためのハードルですから、人生に乗り越えられない問題はないのです。親子は、成長のための格好の舞台ですから、赤ちゃんは、自らの人生の舞台にお母さんお父さんを選んできたのですし、また、赤ちゃんは、お母さんとお父さんを成長させるために生まれてきたともいえるのです。
池川先生は、お産の現場に立ち会っていると、生まれるということは、死ぬことにとても近い神秘的なことではないかと感じることがあるといいます。
赤ちゃんはあちらの世界で軽やかに生きていたのに、向こうでいったん「死んで」こちらの世界に生まれてくるのかもしれません。もしそうなら、私たちが死に向き合うとき恐怖を感じるように、赤ちゃんも生まれるとき恐ろしい思いをしているはずであり、産声は、あちらの世界から切り離される不安と、思いどおりにならないことへの不安の叫びといえます。
本来、日本では、あちらの世界が本来の「生」であるという考え方をもっているのではないかと思うことがあります。
生前、生後という言葉がありますが、この言葉からは、あちらの世界が本来の「生」という考えがあるように思います。死んだ人を偲んで話をする時、「生前は・・・」などといいます。「死」の時点をはさんで死んだ後を死後といいいますが、死ぬ前を、死前とは言わず「生前」、といっています。反対に、産まれた赤ちゃんを「生後○か月」といいます。産まれた時点から後という意味で「生後」といっているのであれば、産まれてくる前、あちらの世界にいる時を「生前」といわなければいけません。しかし、「生前」とは、死ぬ前、すなわち生きている「この世」の示しています。このように見ると、「あちらの世界」が本当の生であり、「生」の世界からこの世という学びの場へ出てきた「後」のことを「生後」といい、死んで、「生」の世界へ戻る「前」のことを「生前」とよんだのではないでしょうか。
 「赤ちゃんは、お母さんとお父さんにめぐり会うために生まれてきた。」そう考えると、子どもの成長は早いですから、その一瞬一瞬を大切にしていきたいものです。

「おなかの中から始める子育て」池川 明 サンマーク出版


Mama,Do you remember?・・・「人間の証明」じゃないですか!





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