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以前、こんな新聞記事を見ました。 「旅行は心身を休ませ、体の免疫力を高める効果がある。」 東京で「旅と健康シンポジウム」が開催され、旅の効果を科学的に研究する旅行医学が注目されました。 2001年3月に、日本旅行業協会が第1回「旅と健康」調査プロジェクトとして、参加者を一般募集して生理学的調査を行ったそうです。東京から九州(湯布院、阿蘇、長崎など)の2泊3日のツアーで、参加者の血液、尿、だ液、脳波等をチェック、また心理状態チェック質問を行い、田中祐子・東京理科大諏訪短大教授(心理学)らが分析しました。 それによると、脳波では、旅行中にリラックスした状態の時に出るアルファ波の比率が増加、生理的には免疫力を強め、ガン細胞の増殖を抑えるとされる「NK細胞」の活性が旅行中に高まり、細胞を傷つける活性酸素を抑える機能も上昇していたといいます。 また、ストレスを感じて分泌されるアドレナリンなどの体内物質が全体的に減少、心理状態でも「悩み」「いらいら」などが減り幸福感が増加したそうです。 田中教授は、「旅行は心身を活発化させるよりも、いやす効果がある。あまり旅行をしない人ほど効果は大きかった。」と分析しています。 それからもう一つ、気にとめた話。 2001年8月12日に放映された『発掘!あるある大辞典』(テーマ:「カメラ」)なのですが…。 家庭に一台はあるはずの「カメラ」。その「カメラ」が私たちの脳を元気にするというのです。 カメラを使うとき、誰でもすること、『探す、撮る、見る』。この3つの行為の中に、私たちを元気にする要素が隠されているといいます。 ◇『探す』 番組では、被験者にカメラを持って出勤してもらい、その時の脳波を調べて見ると…。 カメラを持たずに歩くと、ぼーっとまわりの風景を見ている状態となり、脳の中では、視覚野や後頭連合野など主に脳の後ろ半分が、見た物が何かを判断するために働きます。 これがカメラを持つことで、撮影対象を探そうと色んな物に注目するため、脳の中では、視覚の情報が脳の前の部分である前頭連合野に集まり、「注意を向ける」という働きが生じるのです。 前頭連合野は、脳に入ってきた情報をもとに最終的な意思・決定を行うという、人間らしさを作り出している部分であり、撮る物を探すだけで脳全体の活性化に繋がっているそうです。 ◇『撮る』 撮影している時の脳の活動の変化を見てみると、自分の興味のある被写体を撮ることで、更に前頭連合野の働きが活発になることがわかりました。 「美しい」「面白い」といった、人間ならではの感動を生み出すのが、前頭連合野であり、更に「それをカメラにおさめたい」という気持ちによってやる気や集中力が生まれ、前頭連合野がより活性化され、それが脳全体の機能を活性化することに繋がっていくのです。 ◇『見る』 アルバムを開くと、その時の出来事が鮮やかに蘇ってくる。お気に入りの写真を見ると何となく元気が湧いてくる。そんなことはありませんか? 脳波計測実験によると、お気に入りの写真を見た時、2倍近く脳の活性レベルがアップしたそうです。 この時出ていたのが、ミッドアルファ波。ミッドアルファ波は、好きな事に没頭している時、楽しい感情が沸き起こっている時など、適度なリラックス状態の時に出る脳波で、お気に入りの写真を見ることで、リラックスしイライラやストレス解消にも繋がっていました。 このように、『探す、撮る、見る』という行為は、脳の活性化、そして元気の源にもなっているということです。 この2つの話の要素をミックスして考えてみれば…、「撮影旅行」なんかは、心身ともにVery Goodじゃないですか…。 これから、行楽シーズンを迎えます。 「撮影旅行」が、心身をリラックスさせ、免疫力を高め、癒す。しかも、脳は活性化され元気が出てくるとしたら、最高ですね!? 「さあ、カメラを持って、気軽に旅行へ行こう!!」 |