[HOME]  [光画部について]  [活動日誌]  [GALLERY]  [テーマ作品]  [表紙写真]  [E-Mail]

こんぺいとうの恋


 タレントの武田鉄矢さんが、ラジオ番組で「こんぺいとう職人から聞いた話」として、こんな話をしていました。
 『こんぺいとうの作り方は、大きな鍋の中で、種になるグラニュー糖に何度も蜜をかけて、回転させながら弱い火で乾かしていくんだそうだ。そうして十分に糖を吸わせてから一気に加熱するんだって。
すると、理由はわからないんだけれども、こんぺいとうの表面にゆらぎが生じて、微妙な温度差ができてくるんだそうだ。その微妙な温度が高いところと低いところがいくつも出来てきて、その高いところから糖が吹き出して、凸凹したこんぺいとうになるんだって。こんぺいとうができるためには、そのゆらぎと温度差が大切だそうだ。
これは、恋も同じで、気候のかわる季節の変わり目の春や秋に恋が芽生えやすくって、それでもって、ちょっとしたゆらぎを感じちゃうと、恋に発展しちゃうんだな。春や秋の季節の変わり目に普段体験しないようなことをしたり、遊園地なんぞ遊びに行って、ジェットコースターなんかに乗ってキャーキャー言ったりして「軽いめまい」を感じてると、恋と勘違いしてくるんじゃないかな。そして、こんべいとうのような、甘い恋になっちゃうんだ。』
 この話、妙に納得しちゃいました。
 どんなものでも、この「ゆらぎや温度差」って大切かもしれません。
この世の中の原点の「宇宙の誕生」からして、ゆらぎから生まれたといいますからね。
 宇宙は、約150億年前に「ビッグバン」という大爆発によって誕生したというのが現在一般的に受け入れられている宇宙モデルなのですが、その大爆発のタネとなるもの、それが、“ゆらぎ”であったといわれています。
この痕跡として1992年に、NASAの宇宙背景放射探査衛星の観測で、宇宙背景放射(宇宙のあらゆる方向から来る、絶対温度二・七度の黒体放射に相等する放射。ビッグバン宇宙論の有力な証拠と言われている。)にごくわずかな温度の"ゆらぎ"が存在することが発見されました。
この"ゆらぎ"がなかったら、太陽も地球もあり得なかったでしょうし、人類の存在もなかったといえます。この"ゆらぎ"に宇宙の生命の流れの原点があるという考え方です。
 また、そよ風や小川のせせらぎなどの様々な自然現象の中や、人の心拍の間隔、クラシック音楽、手作りのものなどの中に「1/fゆらぎ」(理由はわからないけれども、不安定にゆらいでいる現象)が発見され、それが、人に快感を与えリラックス効果があるとも聞いたことがあります。
 「ゆらぎと温度差」、いろんな事に使える大切なキーワードになるのかもしれません。 
ほら、物事が硬直状態になった時に使うことわざ「押してもだめなら引いてみな」も、同じような事、「ゆらぎと温度差」を与えなさいという意味かも知れません。
あなたも、キーワード「ゆらぎと温度差」を使ってみてはいかがですか?
新しい☆☆(恋?)が生まれるかもしれません。(☆☆は、一人ひとり違ってくるかも知れませんが…)
でも十分気をつけてください。
こんぺいとうには「とげ」があるからね。




愉しみは…INDEX




著作制作(C)1999年 光画部/このサイトにある作品を作者に無断で使用することを禁じます