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秋から冬へと移り変わろうとしています。外もめっきり寒くなってきました。ああ、温泉へ行きたい!という気分になってくる季節です。 1日の仕事を終えて入る風呂。疲れは汗とともに流れ去り、心身に安らぎが広がります。最近、色んな所に温泉施設ができました。温泉の広い浴槽なら、よりゆったりとした気分をもたらしてくれます。慢性疾患の治療や体力回復、健康づくりに高い効果かがある。疾患に対する温泉の効能は含有成分の化学作用によるところが大きく、成分によっても泉質もさまざまです。温泉の脱衣場に、含有成分や適応症、効能などが書かれた成分分析書が掲げられていますよね。「よくわからないけど、何か効きそうだ」「ふ〜ん、ほんとに効くのかな?」と思いながら、入浴していると思います。 温熱、水圧、浮力、粘性、化学成分など、温泉浴は、体にさまざまな変化をもたらします。入浴の繰り返しにより、これらの作用は心身への反復刺激となり、さらに、温泉地の自然環境、転地効果によって自律神経、内分泌、免疫系を介して体の機能を偏重させ、体調を整えるといいます。また、脳波の出現実験では、入浴前よりも入浴後のα波の出現率が高まることがわかっています。
まあ、いずれにしろむずかしい事は抜きにして、温泉でゆっくりと過ごしたいですね。 ◎温泉の分類と大まかな効果を紹介します。 ●単純温泉(単純温泉・アルカリ性単純温泉) 泉温が25度以上あり、溶け込んでいる固形成分や遊離炭酸の量が、水1キロに対し、1グラムに満たない温泉の総称。刺激が少ないため,高齢者も安心して入れる肌にやさしい温泉。疲労回復、神経痛、不眠症、高血圧などに効果がある。名湯とされるものが多い。 ●単純炭酸泉(単純二酸化炭素泉) 血行をよくするはたらきをもつ二酸化炭素が溶けている温泉。低温だが、保温効果が高い。抹消血管、微小動脈を拡張させるため、動脈硬化症、しもやけ、冷え性、不妊症に効く。 ●重炭酸土類泉(炭酸水素塩泉) カルシウムやマグネシウムなどのイオンを含んでいるため,鎮静効果、鎮痛効果がある。アレルギー性疾患、慢性皮膚病、じんましんに効果あり。 ●重曹泉(ナトリウム炭酸水素塩泉) 皮膚の表面を柔らかくし、皮脂や汚れを洗い流すはたらきがあり、肌がすべすべすることから,「美人の湯」とも呼ばれている。皮膚病、やけど、切り傷に効く。 ●食塩泉(ナトリウム塩化物泉) その名のとおり、なめるとしょっぱい。皮膚についた塩分が汗の蒸発を妨げるため、保温効果が高い。手足の冷えや打ち身、ねんざ、関節痛、筋肉痛、リウマチなどに効果がある。 ●硫酸塩泉(硫酸塩泉) ナトリウムを含む「ぼう硝泉」、カルシウムを含む「石膏泉」、マグネシウムを含む「正苦味泉」、アルミニウム硫酸塩泉の「明ばん泉」の4種類がある。「ぼう硝泉」は、高血圧、動脈硬化症に硬化があり、「石膏泉」「正苦味泉」には、鎮痛効果があり、切り傷,やけどに効く。また、「明ばん泉」は慢性の皮膚疾患に効果があるとされている。 ●鉄・緑ばん泉(炭酸鉄泉、鉄ばん鉄泉) 鉄分を含み、浴用、飲用ともに貧血に効く。よく温まり更年期障害、慢性湿疹などに有効。 ●硫黄泉(単純硫黄泉・硫化水素泉) 硫化水素を多く含み、たまごの腐ったような独特な匂いがする。温泉らしい温泉。皮膚病に有効。動脈硬化症、しもやけなどに効果がある。 ●酸性泉(単純酸性泉) PH3.0未満という酸性の温泉。抗菌力があるため、水虫などの皮膚病に効果が高い。刺激が強いため、高齢者、体力の低カしている人は慎重に。 ●放射能泉(単純放射能泉) 源泉1リットル中に、ラドン量が100億分の30キュリー以上含まれている温泉。いわゆる「ラドン温泉」。痛風、リューマチ、神経痛に効果がある。 |